定義
発電設備が生涯に発電する 1 MWh あたりの平均コスト。建設費・運転維持費・燃料費の総額を生涯発電量で割り、太陽光・風力・火力・原子力など異なる電源を横並びで比較する指標。設備利用率・割引率・燃料価格の前提で変わるため、出典と前提の確認が重要。EIC Data の技術ドメインは NREL ATB(米国前提)の電源別 LCOE を収録。蓄電池は発電しないため LCOE では測れず、LCOS を用いる。
基本lcoe
発電設備が生涯に発電する 1 MWh あたりの平均コスト。建設費・運転維持費・燃料費の総額を生涯発電量で割り、太陽光・風力・火力・原子力など異なる電源を横並びで比較する指標。設備利用率・割引率・燃料価格の前提で変わるため、出典と前提の確認が重要。EIC Data の技術ドメインは NREL ATB(米国前提)の電源別 LCOE を収録。蓄電池は発電しないため LCOE では測れず、LCOS を用いる。
発電コスト(LCOE)が最も安い電源——陸上風力 $21/MWh・太陽光 $43/MWh(米 NREL ATB)——は、日本の電源構成では風力 1.3%・太陽光 4.1% と小さい。最大シェアは火力 73.7%。コストの序列と普及の順序がねじれている構造を、技術別 LCOE と日本の発電量シェアで並べて見る。
「再エネは年々安くなる」は2010年代の話。発電コスト(LCOE)を電源別に2021〜2024で追うと9電源中8つで上昇——バイオ+48%・水力+44%・洋上風力+37%。資材高・サプライチェーン・金利上昇が資本集約な再エネのコストを押し上げた。ただし陸上風力(横ばい)と大規模太陽光(+12%)の最安2電源はコスト優位を保った。NREL ATB(米国基準のモデル値)。
EIC Data を正しく読む教材。①シェア(%)と絶対量は別物(中国の石炭はシェア低下・絶対量増)②相関は因果でない③ラグ相関=何ヶ月遅れて効くか④LCOE・CO2強度はモデル値・定義依存⑤輸入「額」シェアは価格に揺れる。引用前に押さえたい5つの落とし穴を実例で。
「この電源はX円/kWh」という発電コスト(LCOE)は、家庭や事業所が払う電気料金とは別物。LCOEは発電端の均等化コスト(モデル値・前提依存)、電気料金は送配電・小売・制度負担まで含む需要端の請求額。両者がなぜズレるのかを6観点で整理する教材。「電気料金の構造」「LCOE×電源構成」の橋渡し。